
腱鞘炎を治療していくにあたり、温度療法は必要不可欠なものであると言えます。
打撲や捻挫の時の応急処置として患部を冷やす「アイシング」をしますが、これと同じように急性の腱鞘炎では冷やす事によって炎症を抑える効果を期待することが出来ます。炎症が早い段階で治まると、慢性化もしにくくなり早い段階での回復も見込まれますし、何より痛みが和らいでくれます。
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しかし、冷やし続けるのはかえって逆効果です。手首だからといって冷やし続けると、血液が腕から肩へと伝ってどんどん体温を下げていきます。体温が下がることにメリットはありませんので長時間冷やし続けることせず、ある程度痛みが引いたら控えましょう。
そして慢性的な症状の腱鞘炎の場合、冷やすだけでは固まった筋肉や腱をさらに硬くしてしまうので、軽く冷やして炎症を鎮めた後は温める治療法が選択されます。温めて血行を良くして筋肉の緊張をほぐすことで、関節の円滑な動きを取り戻したいからです。
特に炎症が強く熱を感じるときは、十分に冷やしてからしっかりと温めてあげることは、非常に効果的であると言えるでしょう。繰り返し行うようにして効果を実感して下さい。
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