
手首が痛い、しびれるなどの症状がある際は、腱鞘炎の可能性があります。そういう場合は何科の病院へ行けばいいのか分からない、という質問を受けることがあります。病院にはそれぞれ専門分野というものがあるので、畑違いの診療科へ行くのは出来れば避けたい所です。
では手首の腱鞘炎は何科の病院で診てもらえば良いのでしょうか?
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答えは簡単、「整形外科」です。整形外科では打撲や捻挫などの怪我はもちろん、筋肉の腱の炎症、骨格の歪み、骨や神経の異常まで幅広い分野での診療を行っています。従って、腱鞘炎の治療は整形外科が最も適した診療科となります。
接骨院や鍼灸、整体やカイロプラクティックなどに向かわれる方も少なくありませんが、あくまでこれらは医療行為を行っていない治療補助を目的とした施設です。特にカイロプラクティックでは開業するのに免許や資格が必要ないことで、専門知識に乏しい施設も中にはあります。かといって全てが効果がないものということではありませんが、腱鞘炎の治療に関しては整形外科がスペシャリストと言うべき機関であることは間違いないので、まずは整形外科で診てもらうようにしましょう。
また、手首の痛みが腱鞘炎ではなく他の病気の症状として現れている場合もあります。例えば痛風やリウマチなどが挙げられます。これらは整形外科でも診ていますが通常は「内科」で診ている事が多いです。また痛風外来やリウマチ外来など専門的に診ている診療科もあります。
どちらにしても原因が分かっているものに関してはその原因を専門的に診ている診療科へ、原因が分からない場合はまずは整形外科へ、というのが妥当です。
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